少数者が多数者に勝つ条件を小林裕一郎が考えてみた!
こんにちは、小林裕一郎です。
ビジネスでも何においても、少数者が多数者に淘汰されてしまうケースが多いですよね。
なかでも、少数者がなにか集団に変革をもたらそうとしている時の、多数者の圧力は本当に強いです。
ではそんな多勢に負けない人は、いったいどんな志を持ち、どんな行動をしているのでしょうか。
今回はそんな革新者(イノベーター)たちに共通するものとは何か紹介していきます。
まず、私達人間には、大抵「集団心理」というのが存在します。
ついつい周りに合わせてしまうことですね。
結論から言うと、少数者が多数者に勝つには、周りの人間に流されない「行動の一貫性」が必要に成るのです。
ある心理学者は実験を行い、被験者6人に36種類のスライドを見せて、そのスライドの色が何だったのか答えさせました。
それぞれのスライドは本来全て青色となっていますが、予め用意したサクラ2人に「緑色」と答えさせます。
36種類中、何枚緑と答えたかで一貫性を測ります。
するとどうでしょう。
サクラが一貫して、スライドを「緑」と答えさせた実験グループでは、約80%の人間が「それは確かに緑だ」と答えたのです。
逆にサクラに一貫しない回答をさせた実験グループでは、わずか10%程度の人間しか反応しなかったようです。
この実験によって「少数意見が多数意見を淘汰するには、一貫した考えと行動が必要だ」と証明されているのです。
もしあなたが、会社や組織に変革をもたらしたいとしているのならば、一貫した姿勢で強い心を持つ覚悟が必要なのです。
以上、小林裕一郎でした。