ほっと一息【心温まる本】を小林裕一郎が紹介!
こんにちは、小林裕一郎です。
今回は、『さらさら』と読めて『心温まる』本3冊をご用意いたしました。
仕事や育児、受験勉強など日頃心が忙しく過ごしている貴方、
ほっと一息してみませんか?
チョコレート戦争 著:大石 真
【あらすじ】
大人はなんで僕たちの言うことを信じないの?身に覚えのない罪を着せられたことから、子どもたちは町一番のケーキ屋さんに戦いをいどみます。(引用:amazon)
あの手この手で子供たちは戦いを挑みますが、事前に計画がバレてしまったりなど、
思う様にいきません。
それでも諦めないのが子供の強み、思わず「がんばれ!」と応援したくなります。
この小説は児童文学ですから、さらさらとお菓子気分で読むことができるのも良いところ、
何より甘いもの嫌いな私でも「美味しそう」と感じてしまうほど出てくるお菓子がどれも美味しそう!
読み終えたら思わず洋菓子屋さんへ行ってしまったほどです。
『数学の贈り物』 著:森田 真生
【内容】
いま(present)、この儚さとこの豊かさ。
独立研究者として、子の親として、一人の人間として
ひとつの生命体が渾身で放った、清冽なる19篇。著者初の随筆集。
目の前の何気ない事物を、あることもないこともできた偶然として発見するとき、人は驚きとともに「ありがたい」と感じる。「いま(present)」が、あるがままで「贈り物(present)」だと実感するのは、このような瞬間である。――本書より
『数学する身体』(新潮社、第15回小林秀雄賞受賞)の著者による待望の2冊目がここに誕生――。(引用:amazon)
こちらの本は小説ではなく、独立数学研究者のエッセイ本です。
しかし難しい数学がつらづらと綴られているわけではないので、数学に興味がない人でもさらさらと読むことができます。
自分が生きている毎日が愛おしく感じる、エッセイです。
『夜のピクニック』 著:恩田 陸
【あらすじ】
高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて歩行祭にのぞんだ。三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために―。学校生活の思い出や卒業後の夢などを語らいつつ、親友たちと歩きながらも、貴子だけは、小さな賭けに胸を焦がしていた。本屋大賞を受賞した永遠の青春小説。(引用:amazon)
80キロを歩き通すなんて嫌だなって思うのに何故か羨ましい、
悩んだり笑ったり泣いたり、10代の頃に感じた甘酸っぱい思いが蘇って、
自分も高校生に戻って一緒に歩いている様な感覚がありました。
自分の愛しい過去に振り返らせてくれる本です。
青春真っ最中の10代の方、今しか経験できないことが沢山あります。
思う存分青春してくださいね!
『なぜ振り返った時には一瞬なのだろう。あの歳月が、本当に同じ一分一秒毎に、全て連続していたなんて、どうして信じられるのだろうか』