小林裕一郎が考える子どもが育つ場面とは
こんにちは、小林裕一郎です。
子どもが育つ場面は無数にあります。
皆さんは「あっ、今育っているな」と思いながら子育てできていますか?
そしてそれに応じた関わりや語り掛け、補助ができていますか?
今回は、ある親の子育て話をベースに育つ場面を考えてみました。
先日、その親子は海が見える公園へ遊びに行きました。
一通り遊んだ後に浜辺を散歩することになりましたが、そこにはテトラポットが沢山ありました。
子どもは景色を見ようとしましたが、テトラポットに登る事が難しく何度か挑戦した後、親に「登れない!」と訴えてきました。
「近くに使えるものはないか?」というヒントを親が出すと、少し離れた場所から岩ともとれる大きな石を体いっぱいに抱えて来て、それを踏み台にした子どもはテトラポットに登る事が出来ました。
そこから見える景色と、自分の力で登った事に感動した様子で、しばらくその景色を見入っていました。
初めに助けを求めた時点で抱きかかえて登らせることは出来ましたが、それをすると、子供の学びのチャンスを奪います。
学びのチャンスは日常にあふれています。
我々大人の都合だけで子どもの育ちを阻害してしまう事がよくありますが、子どもの姿を客観的に見て、「何が育っているんだろう」という心を持つと子育てが楽に、また楽しくなってくることがあります。
「どうして?!」と思うとイライラしてきますので子どもへの関わりもついつい乱暴になったり親本意になってしまいますが、そのイライラは結局自分の元へ反省という形で返ってきますので、出来るだけ子どもの育っている力に着目してみてください。
以上、小林裕一郎でした。