小林裕一郎が厳選した可愛すぎる園児エピソード
こんにちは、小林裕一郎です。
今回は、保育歴12年の現役保育士Aのエピソードについて話したいと思います。
保育士Aの年長クラスにある女の子がいました。
その子は母子家庭でお父さんの存在を知りません。
保育士Aがその女の子と関わって感じたことは、「この子は関わりを求めている、それも同世代の友だちではなく、大人との深い関わりが大事だ。」ということでした。
信頼関係を築くための最短距離はボディースキンシップです。
子どもは肌の触れ合いや抱きしめられる事が大好きです。
その人の温かさを感じ、自分が愛される存在である事を確認できるからです。
とにかく、その子には個別の時間を十分に取りながらスキンシップを重ねるようになりました。
そして、おはよう・さようならを言う時に抱きしめるスキンシップを始めるようになります。
ある日、危険な行為をしていた女の子を保育士Aが怒りました。
しゅんとする彼女。
部屋の隅に行って、三角座りで怒っていました。
そのタイミングでお迎えが来ました。
私が一連の流れをお母さんに説明している中、仏頂面で帰りの支度をする彼女。
靴を履くとじーっと私を睨み付けてきます。
私が「さようなら」と言っても無反応。
数十秒その状態でしたが、彼女の思い口が開きました。
仏頂面のまま、ちっちゃい声で「ギューってして」と言ってきました。
彼女にとって保育士とのスキンシップは必要なものであるという事を再確認出来たようです。
以上、小林裕一郎でした。